わたしの姉には、すでに二十歳を超えた娘と十代後半の息子が居ます。
その姉が、自分の子供たちが幼児期の時に、見せたいと思って、実家
から持ち出した古びた一冊の絵本があります。

この絵本は、姉のみならず、わたしや弟も大好きで、冒険心や夢を膨ら
ませられた姉弟共通の懐かしい思い出の一冊です。
少々余談となりますが、「トムソーヤの冒険」を読んだ時、そこに登場
するハックが、木の上に家を作っていることに憧れて、敵(別に誰でも
よい)に知られない場所に、隠れ家や秘密基地をすぐにでも作りたい
衝動に駆られたものです。
この絵本の主人公かおる君も、木の上に家を作ることを楽しそうに想像
します。
しかし、そのスケールの大きさに驚きます。それは丁度、木の上にある
ハックの家が、「三匹のこぶた」に登場するお兄さん達の手を抜いた
簡素な家のように映るほどです。
かおる君の想像した木はとってもとっても大きくて、幾つもはしごを
くくり付けて登るようになっており、途中にはトンネルのような空洞が
あって、その中もよじ登れるように、はしごが渡してあります。
そして、その空洞を抜けるとひょこんと家の中に入ります。
その家には、ベッドも食器も水道まであって、ほくほくのホットケーキ
も焼けるようにコンロも揃ってます。そして階段がまだ登れない妹の
かよちやんのためにゴンドラもちゃんと考案します。
ここまで来ると、すでに隠れ家とかの次元ではなく、見晴らしの良い
住む家です。
ですので、かおる君は、この家の、春夏秋冬の情景までも楽しそうに
連想してます。

I gave me some pancakes / nate steiner佐藤さとる(著)、村上勉(イラスト)の絵本なのですが、実家には
同じ著者とイラストの「コロボックル物語」というシリーズ物の本も
置いてありました。
これぞ、日本を代表するファンタジー小説の定番だと思ってました。
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