2015年03月18日

卒園と卒所と私の心

来週保育園の卒園式を控えている息子が、いよいよ今春から小学校に入学だ。
彼の心は、未来の環境への期待と希望に満ちており、過ぎゆく環境には(卒園式の雰囲気でどうなるか知らないが)今のところ未練も悲壮感の類はみじんも無さそうだ。

その一方で、毎朝彼を保育園まで送って行った私は、と言えば恐らく大多数の親の例にもれず、成長したわが子への喜びの心と同時に、今までの息子との楽しい朝の日課があと数日で無情にも絶たれてしまう(ちょっとオーバーか)というノスタルジックな心が交錯している。

さらに女々しさついでに(そんなついでがあるかよたらーっ(汗))一気さらけ出して言ってしまえば、小学校3年生の娘も入学からお世話になっていた学童保育を今春で卒所するのだが、どうやらそれも息子のそれと相関していて私の心を湿っぽくさせていることを正直に告白する。

息子曰く「ぼく、いっぱいべんきょうして100てんとるんだ」
娘曰く「学校終わったら家にまっすぐ帰れるのが楽しみ、それから夏休みも、冬休みも毎日学校に行っていたから長い休みも楽しみ」

先日、学童を卒所する娘と一緒にお風呂に入りながら
「たった3年前に入学したばかりなのに、もう学童が要らなくなるまで大きくなったんだね」と娘に言ったら
「え!?たった3年じゃないよ!」と怪訝な顔で返された。

確かにそうだ。
先月44歳になった私には、3年はほんの一部分であっても、
同じく先月9歳になったばかりの娘には、3年間は決して短くはないのだから、
「たった3年じゃないよ!」と言われるのは当然だ。

大人も子供も同じ時間に生きてはいるが、子どもの時間は一瞬一瞬一日一日が長く大きく深いものだし、それに伴って成長も変化も早いものだ。

この間できなかったことが今日できている。
この間届かなかったところに手が届いている。
この間までお世話になっていたところを今日から行かなくなった。

こんなことの連続の中で、大人になるのだから
妻と括目して子ども達を見守ろうじゃないか。

そして、自分たちも成長する努力をしていこう。



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2014年12月01日

ほんたうのさいはひは一體何だらう?

「みんなの本当のさいわいのためにどこまでも一緒に行こう」

「おっかさんは、ぼくをゆるして下さるだろうか。ぼくはわからない。けれども、誰だって、ほんとうにいいことをしたら、いちばん幸せなんだねえ。だから、おっかさんは、ぼくをゆるして下さると思う。」

これは宮沢賢治作の『銀河鉄道の夜』の中で主人公ジョバンニと親友のカムパネルラが銀河旅行の旅路でそれぞれ違った場面で二人が語った言葉だ。

順に私なりの解釈を加えると、ジョバンニとカムパネルラの二人が旅路で乗り合わせた少女の「さそり座の話し」を聴き、命を掛けて役に立つことの大切さに心を打たれ「本当のさいわいのためにどこまでも(カムパネルラと)一緒に行こう」とジョバンニが語った。

次は少々複雑になっており、この摩訶不思議な旅行自体の深層に密接な関係を持たせている。
二人は親友ではあったが、家庭内に複雑な事情を持ち貧困なジョバンニはザネリという意地悪なクラスメイトを筆頭としてからからかわれており、カムパネルラは何もできぬままザネリのグループに引き入れられていた。
そして、ある日の夕刻、ザネリ達からからかわれた後に草むらに寝転がって星を見ている最中に疲れて寝てしまい、さらに丁度同時刻に川に落ちて溺れているザネリをカムパネルラが救助したものの、そのまま彼は川で力尽きてしまった・・・。

この銀河鉄道の夜の旅は、寝ている最中のジョバンニと死の間際を彷徨っているカムパネルラの二人が実際は数分の旅だったのだろう。

それを踏まえて先ほどの
「おっかさんは、ぼくをゆるして下さるだろうか。ぼくはわからない。けれども、誰だって、ほんとうにいいことをしたら、いちばん幸せなんだねえ。だから、おっかさんは、ぼくをゆるして下さると思う。」
を見直して頂くと以下のような感じだと思う。

親より先に死んだぼくを母はゆるしてくれるだろうか?けれども、ほんとうにいいことのために命を掛けたのだから、ぼくは幸せなんだ。だから、きっと母はぼくを理解してくれて、ゆるしてくれると思う。
きっとカムパネルラは、仲間外れにされているジョバンニをただ見ていることしかできなかった自分を嫌悪し、責めていたのだろう。
そんな負債感に苛まれる中で、ほんとうの正義のために命を掛けられたことに、カムパネルラは久しぶりに胸を張れたのかも知れない。


ほんたうのさいはひは一體何だらう?

宮沢賢治は何だと言いたかったのか・・・・。
皆さんはどのように思われますか?



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2014年01月28日

前進あるのみ

先週、市内の芸術文化センターで市立小学校15校から選出された図画工作展に土曜日の午後に娘を除く家族で観にいった。

小学校順にブースがつくられており、学校別で各学年の児童たちがテーマに沿って想像力を結集した作品が展示されていた。

どれも大人の固い頭では到底思いも依らないような着眼点や発想から創作されており、改めて子供には無限の可能性が詰まっていると感動させられた。

娘の小学校のブースは後半設置されていた。

実は娘の作品も展示して頂いたと聞かされていたので、自然と感情が高揚した。



「にこにこちょ金箱」



娘の学年のテーマだ。








あった!








IMG_0003.JPG




作品を見て娘のそれとわかった。

座り込んだまま、しばらく魅入ってしまった。

あらゆる角度から見回してから、写真に数枚おさめた。

肝心の娘は、そんなことには無頓着で友人と遊びにいってしまったのだが、それはそれで面白い。

親は一歩遅れて結果を見るだけだが、子供は常に今に一生懸命であることは嬉しい限りだ。

何の道に進むのかはまったく分からないが、全力で投入できるものに出会ってほしい!



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